韓流への「対抗策」=インフラ整備と才能育成、巨大音楽施設も起工―台湾

Record China    2013年6月19日(水) 23時50分

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18日、台湾では音楽産業をインフラ面から改善・バックアップするため、政府が所轄の音楽施設の建設に着手する。アジアを席巻する韓流への対抗策を、台湾のニュースサイト・NOWnewsが伝えている。写真はジェイ・チョウ。

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2013年6月18日、台湾では音楽産業をインフラ面から改善・バックアップするため、政府が所轄の音楽施設の建設に着手する。アジアを席巻する韓流への対抗策を、台湾のニュースサイト・NOWnewsが伝えている。

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2007年に建設計画が立ち上がった北部流行音楽センターが今月19日、台北市南港区で起工する。総工費40億台湾ドル(約128億円)で、16年末の完成を予定している。敷地内には複数のコンサートホールや野外ステージ、録音スタジオを備えた音楽産業区、音楽人を養成するための教育施設などを設け、各産業との連携も図る。アジアを席巻する韓流音楽に対抗するため、インフラ面からの大きなバックアップとなるよう、期待がかかる。

台湾音楽は中国語のミュージックシーンではトップに君臨し、ジェイ・チョウ(周杰倫)やジョリン・ツァイ(蔡依林)など、国をまたぐ人気スターも生み出している。台湾のニュースサイト・NOWnewsによると、そんな台湾音楽界が韓流に対抗するため、まず整備しなければならないのが前述のインフラ面。たとえば、大規模なコンサート施設といえば、現在は台北アリーナばかりに頼っているが、その台北アリーナすら、音響設備の悪さが指摘されている。音楽人がより良い環境で発信できるステージを作るのが、まず解決すべき問題であるという。

多くの韓流歌手が長期間のトレーニングを経てデビューすることも、台湾が取り入れるべき点としている。言葉が通じなくても、歌声とダンスの実力がずば抜けていれば世界の舞台に飛び出すことができることは証明済み。また、台湾では音楽ジャンルの狭さが、韓流に勝てない要因の1つになっている。台湾などの中華圏では、音楽に対してはメロディーだけでなく歌詞へのこだわりが強い。しかし、今後はもっと柔軟性が必要であり、こういった面でも優れた音楽人の養成が不可欠だとしている。(翻訳・編集/Mathilda

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