パソコン、エアコン、テレビ……全世界の電子ゴミの70%は中国に違法輸出される―米メディア

Record China    2013年6月3日(月) 7時0分

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1日、参考消息網は記事「米メディア:中国、世界最大の“電子ゴミのゴミ箱”に」を掲載した。全世界の電子ゴミの70%は中国に流入しているという。写真は世界最大の電子ゴミ集積場、広東省汕頭市の貴嶼鎮。

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2013年6月1日、参考消息網は記事「米メディア:中国、世界最大の“電子ゴミのゴミ箱”に」を掲載した。

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5月30日、米CNNは「全世界の電子ゴミのゴミ箱」と題した報道を放送した。テレビ、冷蔵庫、エアコン、パソコン……全世界の電子ゴミの70%は最終的に中国にたどり着くという。電子ゴミの海外移転は国連が禁じているため、多くは違法な手段で中国に持ち込まれる。

中国の中でも電子ゴミの集積場として知られるのが広東省汕頭市の貴嶼鎮だ。電子ゴミからさまざまな資源を回収するリサイクルを産業とするこの街だが、その手法は環境や安全に配慮したものではない。現場を訪れれば鼻をつく刺激臭を誰しも感じる。同地に住む子どもの血液からは平均値を大きく超えた鉛が検出されている。脳や神経の発育に影響するレベルだという。

中国も今では海外からのゴミ輸入を規制する方針を明確にしているが、国連は中国国内で生み出された電子ゴミの数量も急速に増えつつあると警告している。問題を解決するためには製造時点で有毒な化学物質の使用量を減らすしかない。(翻訳・編集/KT)

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