国産米に深刻なカドミウム汚染、中国でタイ米の需要が急上昇―米メディア

Record China    2013年5月30日(木) 15時53分

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27日、中国南部で生産される米に深刻なカドミウム汚染が広がっているため、中国の市場ではタイ米の人気が高まっている。写真はタイ米。

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2013年5月27日、米ブルームバーグによると、中国南部の省で生産される米にカドミウム汚染が広がっている問題で、中国人消費者の志向が中国北部産のブランド米やタイ産の米に移っている。28日付で台湾の聯合新聞網が伝えた。

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中国市場コンサルタント企業・卓創資訊のアナリストによると、価格が国産米の9倍もするタイ米の需要は引き続き上昇傾向にあり、黒竜江省産の短粒硬米(ジャポニカ種)も今月に入り価格が2.6%も上昇。中国最大の短粒硬米生産会社・黒竜江北大荒農業公司の株価も今月19%上昇した。

しかし、中国には米に対する厳しい輸入制限があり、外国産米の中国市場での需要がどれほど高くても、ただちに輸入拡大につながらないのが実情だ。中国にとって最大の優良米輸入国はタイであり、ベトナムとパキスタン産の米は品質が落ちるため、主に国産米と混ぜて販売されている。中国が昨年タイから輸入した米は17万5351トンで、2011年の32万5620トンより大幅に落ち込んでいる。(翻訳・編集/本郷)

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