在日華人の生活、精神面で問題抱える人が増加=殺傷事件に至るケースも―日本華字紙

Record China    2013年5月22日(水) 13時35分

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21日、在日華人の生活は余裕がなく、仕事もきつい上、文化や習慣の違いもあって、精神的に問題を抱える人が多いと、日本の華字紙が報じている。資料写真。

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2013年5月21日、日本在住の外国人の中で最も多いのが在日華人だが、彼らの多くは生活に余裕がなく、仕事もきつい上、文化や習慣の違いなどもあって悩み多き日々を送っており、精神的に問題を抱える人が多いという。日本の華字紙・中文導報の報道を中国新聞網が伝えた。

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今年3月、広島県江田島市のカキ養殖加工場で発生した中国人技能実習生による連続殺傷事件をはじめ、在日華人による殺傷事件がたびたび起きている。専門家や有識者は在日華人に向けて、「身近の在日華人を気にかけるようにし、積極的に日本社会に溶け込む努力をして相互理解を深め、周囲と交流を持ち、精神的な健康状態を保ってほしい」と呼びかけている。心療内科などの医療機関にSOSを求めることも良策としている。

前出の事件で犯行に至った陳双喜(チェン・シュアンシー)容疑者は、職場で強いストレスを受けていた。そのため広島地検は4月、精神鑑定を行うため陳容疑者を医療施設へ移送した。今後、陳容疑者の刑事責任能力が大きな争点となる可能性がある。彼のような研修生や実習生の多くが悩みやストレスを抱えていても打ち明ける相手がなく、娯楽で解消しようにも経済的に難しい状況に置かれている一方、周囲の人々がどんなに彼らに対して親切に接しても、経済的、文化的な違いからかえって彼らにコンプレックスを抱かせてしまうことも多いと専門家は指摘している。何気ないことを針小棒大にとらえ、深く悩み、精神的にも過敏で脆弱(ぜいじゃく)になるため、普段であればあり得ないような行動に出てしまうケースが後を絶たない。

過去には2005年6月、静岡県の日本語学校に勤務していた中国人男性が学校理事長を刺殺した事件や、2006年2月、滋賀県で中国人主婦が集団登園中の園児2人を刺殺した事件が報告されているが、いずれも犯行当時の精神状態において「刑事責任能力があったかどうか」が争点となった。(翻訳・編集/岡田)

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