<故宮>600年の歴史上初の全面禁煙へ、違反者には罰金や刑事措置も―北京市

Record China    2013年5月20日(月) 16時3分

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18日、中国を代表する世界遺産の故宮博物院(北京市)で初めて正式に全面禁煙が実施され、違反した職員や注意を無視した観光客には厳しい処分が科せられることになった。写真は2013年5月、メーデーの連休中に故宮博物院への入場待ちをする観光客たち。

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2013年5月18日、中国を代表する世界遺産の故宮博物院(北京市)で、600年の歴史上初めて正式な全面禁煙がスタートした。これに違反した職員や注意を無視した観光客には厳しい処分が科せられる。北京の地元紙・法制晩報(電子版)が伝えた。

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18日は「国際博物館デー」。同日より施行された故宮の禁煙規定によると、職員の喫煙が発覚した場合は全部門の防火奨励費(ボーナス)が支給取り消しとなる。入場客が喫煙した場合は職員が制止するが、これを無視して喫煙を続けた入場客に対しては、公安機関に移送して処理する。故宮には至るところに「喫煙禁止」の表示があるが、これまでは院内で喫煙する観光客が後を絶たなかった。

故宮博物院の単霽翔(シャン・ジーシアン)院長は「禁煙を徹底するのは非常に困難なことだ。これからは世界遺産の保護と、増え続ける観光客対策に全身全霊で取り組んでいかねばならない」と話す。これまで自ら吸い殻拾いを続けていた単院長は「故宮の職員にも喫煙者が多く、過去に何度も禁煙を呼びかけたが実行されなかった。今回の禁煙規定は職員の全体会議にかけられたものだが、私が『反対者は手を挙げて』と言ったところ、誰も手を挙げなかったので決定した」と笑顔を見せた。(翻訳・編集/本郷)

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