四川、貴州の炭鉱でガス爆破事故=39人が死亡、18人が負傷―仏メディア

Record China    2013年5月13日(月) 12時2分

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12日、四川省と貴州省で相次いで炭鉱爆発事故が発生。四川省瀘県の桃子溝炭鉱では11日にガス爆発事故が発生、27人が死亡、16人が負傷。貴州省安順市の大山炭鉱では10日夜にガス爆発が発生、12人が死亡、2人が負傷した。写真は四川省瀘県での救出活動。

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2013年5月12日、四川省と貴州省で相次いで炭鉱爆発事故が発生している。四川省瀘県の桃子溝炭鉱では11日にガス爆発事故が発生、27人が死亡、16人が負傷、うち5人が重体となっている。貴州省安順市平●(土へんに覇)県の大山炭鉱では10日夜にガス爆発が発生、12人が死亡、2人が負傷した。仏ラジオ局RFIが伝えた。

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四川省の桃子溝炭鉱は昨年生産を開始したばかりで、先週には安全生産監督管理局の査察を受けていた。同局の楊棟梁(ヤン・ドンリアン)局長と炭鉱の安全監督管理局の傅建華(フー・ジエンホア)局長の率いるチームが、救出と事故発生原因の調査に乗り出している。

事故が発生したのは11日午後2時頃で、108人が炭鉱内で作業中だった。爆発により9人が坑内に閉じ込められたが、無事に救出された。桃子溝炭鉱にいたる道路が渋滞していたため、救援チームの一部は徒歩で救援物質を輸送することを余儀なくされた。

また、貴州省安順市平●(土へんに覇)県大山炭鉱では10日晩に爆発事故が発生した。違法生産をしていた炭鉱側が、作業員数と死亡者数を偽って報告したため、当局が地元住民の通報にもとづき調査を進めたところ、11日の時点で少なくとも12人が死亡、2人が負傷していることがわかった。政府側は炭鉱の閉鎖を命じ、関係者の処分を行うことを発表した。

中国では炭鉱事故による死亡率が他国を大きく上回っており、2002年に7000人近い犠牲者を記録して以来、安全規定の強化によって大規模な事故は減少していたが、小規模事故は依然として発生し続けている。昨年の炭鉱事故による死亡者は1384人と発表されているが、安全規定は無視されることが多く、死傷者数も過少報告されているという見方が一般的である。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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