Record China 2019年6月19日(水) 12時0分
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18日、中国のポータルサイト・百度に、欧州の次世代ステルス戦闘機が中国のJ-20ステルス戦闘機などのデザインを「盗んだ」ものだったとする米メディアの報道を紹介する記事が掲載された。写真はJ-20。
2019年6月18日、中国のポータルサイト・百度に、欧州の次世代ステルス戦闘機が中国のJ-20ステルス戦闘機などのデザインを「盗んだ」ものだったとする米メディアの報道を紹介する記事が掲載された。
記事は、米メディア・ディフェンスニュースの17日付報道を引用。17~23日に行われているパリ航空ショーで、仏ダッソーとエアバスが共同開発する次世代戦闘機(NGF)の模型除幕式を行ったところ、戦闘機に目新しい設計内容がなく、中国のJ-20ステルス戦闘機や米国の試作ステルス戦闘機YF-23の設計コンセプトを「パクったもの」だと失望の声が出た、と伝えている。
最大推力が10トン足らずと小さいフランスの最先端軍用ターボエンジンM88を搭載するNGFは、吸気システムにF-35、J-20、J-10などと同じダイバータレス超音速インレット(DSI)を採用することで軽量化を図り、超音速飛行を実現すると説明。作用する速度レンジが広い調節可能なタイプのDSIインレットを採用しているが、これは「同じ課題を克服したJ-20の設計を拝借したもの」との見方を示した。
また、全体的なデザインはYF-23に非常に似ており、水平尾翼を採用せず傾角の大きい垂直尾翼が水平尾翼の役割を兼任している点をその例に挙げている。そして「このメリットは、ステルス性能を大幅に高めること、飛行抵抗を提言できることだ。一方で、回転性能や迎角のコントロール性能に劣り、近距離での戦闘にが不利になる」と解説した。
記事はさらに、ディフェンスニュースが「米国の専門家はNGFを見たらきっと赤面することだろう。なぜならJ-20やNGFが採用した設計は、みんな米国の専門家が早々に開発したにもかかわらず、種々の理由で諦めたものだからだ」と評したことを伝えている。(翻訳・編集/川尻)
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