まるで血の川!水が真っ赤に=企業の違法投棄か―河南省新郷市

Record China    2013年5月4日(土) 16時30分

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3日、河南省新郷市八里営村を流れる西孟姜女河が約2kmにわたって真っ赤な「血の川」に変化した。

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2013年5月3日、河南省新郷市八里営村を流れる西孟姜女河が約2kmにわたって真っ赤な「血の川」に変化し、大きな話題となっている。中国新聞社が伝えた。

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現地住民によると、西孟姜女河の八里営村を流れる水域はもともと、上下流域と水流の往来がほとんどなく、生活汚水や雨水が流れ込むだけの、悪臭が漂う“死んだ川”だった。川の付近に工場はなく、川に直接汚水を排出する企業も存在しておらず、赤く変化したのはここ数日のことだという。

新郷市環境監察支隊の張義方(ジャン・イーファン)隊長は「現在、下水道管を利用して川の水を汚水処理場へ引き込み、処理している。これまでの調査では、COD(化学的酸素要求量)の指標は基準を超えているが、生活汚水としての特徴には合致しており、重金属などは基準を超えていない。なぜ赤くなったかについてはさらなる調査が必要だ」と話した。さらに、「企業がタンクローリーなどを使って汚染物を川に投棄した可能性もあるため、汚染水の成分を調べた上で関連する企業を特定していきたい」としている。

一方で、上流からきれいな水を引き込み、赤く変化した川を希釈するための作業も進められており、現地の人々は「汚染水を処理したり薄めれば、指標は改善されるが根本の解決にはならない。まず汚染の本当の原因を突き止めるべき」と政府のやり方に疑問を呈している。(翻訳・編集/HA)

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