<中華ボイス>中国が出すゴミは世界全体の3分の1、環境へのダメージは深刻―中国専門家

Record China    2013年5月7日(火) 19時24分

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1日、中国の中部地区経済社会発展研究センターの鄭克強主任はこのほど、「現在中国が作り出すゴミは、世界全体の3分の1に相当する。ゴミを科学的に分類し、再利用するなど対策を打ち出す必要がある」と指摘した。写真は北京市のゴミ埋め立て場。

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2013年5月1日、中国は言わずと知れた人口大国だが、多過ぎる人口が出すゴミが問題となっている。京華時報によると、中国社会科学院と首都経済貿易大学及び国家発展改革委員会は資源に関する報告書で、北京市の2009年の生活ゴミは669万トン、1日1.83トンのゴミができていると指摘。一方、同市のゴミの処理能力は1日1.27トンが限度で、毎日処理しきれないほどのゴミが出ている。このままいけば、北京市の大部分のゴミの埋め立て場所は4〜5年で満杯になるという。

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中国の中部地区経済社会発展研究センターの鄭克強(ジョン・カーチアン)主任はこのほど、「現在中国が作り出すゴミは、世界全体の3分の1に相当する。2030年には米国の3倍ほどになる予想だ。2030年には中国のGDP(国内総生産)は米国を抜いているかもしれないが、仮にゴミが米国の3倍であれば環境へのダメージは深刻で、中国人の生活の質が著しく損なわれる。これでは何の意味もない。政府は都市化の過程で、ゴミを科学的に分類し、無害化処理を行い再利用するなど対策を打ち出す必要がある」と指摘した。(翻訳・編集/内山

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