韓国が最も恐れるのは地下トンネルを利用した北朝鮮の奇襲攻撃―香港メディア

Record China    2013年4月22日(月) 15時34分

拡大

21日、緊張が高まる朝鮮半島で、韓国が最も恐れているのは北朝鮮から韓国へ通じる地下トンネルを利用した奇襲攻撃だという。資料写真。

(1 / 2 枚)

2013年4月21日、香港誌・亜州週刊は、緊張が高まる朝鮮半島で、韓国が最も恐れているのは北朝鮮から韓国へ通じる地下トンネルを利用した奇襲攻撃であると報じた。地下トンネルは十数カ所存在するとみられており、すでに発見された4カ所のうちの1カ所は、地下140〜150メートルに位置し、1時間に武装兵士2万〜3万人が通過できる規模だという。参考消息(電子版)が伝えた。

その他の写真

60年前に朝鮮戦争が終了し、北緯38度の位置に「38度線」が設定されて以来、北朝鮮はあらゆる手段を使って韓国へ侵入しようと試みてきた。「38度線」は全長246km、幅4km(韓国側2km、北朝鮮側2km)の非武装地帯で、朝鮮半島を横切る緩衝地帯として設置されている地域である。

北朝鮮が韓国へ侵攻する手段の1つに地下トンネルがあり、これまでに4カ所が発見されている。1974年11月に発見された1カ所目(第1トンネル)は、地下50mの深さに設置され、出口はソウルから60数kmの場所に位置していた。

これ以降、2カ所目(第2トンネル)が1975年3月、3カ所目(第3トンネル)が1978年10月、4カ所目(第4トンネル)が1989年5月にそれぞれ発見されている。中でも第3トンネルの出口の1つはソウルからわずか45kmに位置しており、第4トンネルは地下140〜150メートルに設置され、1時間に武装兵士2万〜3万人が通過できる規模であるなど、韓国側に強い衝撃を与えてきた。

韓国の情報部門が把握している情報によると、こうした地下トンネルは十数カ所存在しており、その大部分がまだ発見されていない。こうした状況の下、韓国側が現在最も心配しているのは、監視によって何らかの事前の対応が可能な空や陸上からの攻撃ではなく、地下トンネルを利用した奇襲攻撃だという。(翻訳・編集/HA)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携