日台漁業協定締結、反感の対象は自国の体制や対応にも―中国版ツイッター

Record China    2013年4月11日(木) 18時14分

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10日、台北市で第17回日台民間漁業協議が開かれ、尖閣諸島周辺海域の漁業権をめぐる取り決め協定に調印した。中国外交部は、「日本側には“一つの中国”の原則に基づき、台湾問題について慎重に対応するよう求める」としている。写真は台湾の漁船。

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2013年4月10日、台北市で第17回日台民間漁業協議が開かれ、尖閣諸島周辺海域の漁業権をめぐる取り決め協定に調印した。

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日本の排他的経済水域(EEZ)の一部で台湾漁船の操業が認められることになる。しかし、日台がそれぞれ主張している尖閣領有権については、今回の協議では棚上げ措置となった。中国が台湾に対して盛んに持ちかけている連携・共闘関係を阻止するかわりに、漁業権で台湾に譲歩したかたちだ。

台湾・聯合晩報によると、台湾農業委員会は「17年間に及ぶ日台間の漁業協議において、今回の成果は最大の収穫である」との認識を示している。一方、中国外交部の洪磊(ホン・レイ)報道官は、「日台漁業協議については高い関心を払っている。日本側には“一つの中国”の原則に基づき、台湾問題について慎重に対応するよう求める」としている。

これについて、“中国版ツイッター”と呼ばれる簡易投稿サイトには、反感を抱く意見が相次いで投稿された。しかし、その反感の対象は日本や台湾とは限らず、自国の体制や対応に不満を示す意見も少なくなかった。以下はその一部。

馬英九(台湾総統)は国辱もの、ろくでなしだ!」

「日本のやり方は陰険だぞ」

「『慎重に対応するように求める』ってさ…求めるだけではどうにもならないのだよ」

「戦争もしかけられない、かといって口で説得もできない。抗議する以外に能がない」

「こういうニュースはもう見たくないんだよ。弱腰中国のニュースはさ」

「まさに内憂外患」

「中国統一が果たせていないからこういう目に遭うんだ」

「台湾すら統治できずに、日本をどうこうしようだなんて、明らかに間違ってるだろう」

「汚職と賄賂まみれのリーダーたちよ、いつになったら14億の同胞(=中国人と台湾人)を同じ船に乗せられるのだ?」

「主権を奪われ、国の恥となるような事件がこの現代にまだあるなんて、嘆かわしい!いつになったら中国人は、東西ドイツのように見えないベルリンの壁を倒せるのだ!」

「いろいろなものごとは、まず真に理解してから議論しようよ」(翻訳・編集/愛玉)

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