2013年4月4日、香港の人気女優セシリア・チャン（張柏芝）が、映画を封印しバラエティー番組への出演を続ける理由を語った。新華網が伝えた。

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香港映画界の若手演技派女優だが、最近の芸能活動は中国のバラエティー番組がメーン。スターが高飛び込み競技に挑む「星跳水立方」、ダンスに挑戦する「舞出我人生」への出演も決まっており、番組のため猛特訓中だ。ここ数年、主演映画の興行成績がイマイチのセシリアだけに、バラエティータレントへの転向か？とうわさされている。

香港の俳優ニコラス・ツェー（謝霆鋒）と、2011年に離婚を発表。息子2人はセシリアが養育している。それだけに子供を養うため、手軽に稼げるバラエティーの仕事ばかり選んでいる、との見方もある。

4日、上海のスタジオで「舞出我人生」の収録に登場したセシリアが、中国メディアのインタビューに応じた。セシリアによると、バラエティーに多数出演する現在の状況は、息子との時間をより多く作るため。映画の場合は拘束時間が長いが、バラエティーなら昼間に収録し、夜は帰宅できるからだという。

高飛び込み競技への挑戦は、かなりの危険を伴う。そこまでして家族を養うことに重荷を感じないのか聞かれると、「子供の頃から、ずっとそういう環境にいるから」と、あっさり回答。経済的に恵まれない家庭に育ったため、家族のためにお金を稼ぐのは昔から当然のことだった。そんなセシリアだけに、苦労を笑い飛ばせる強さを持っている。

「飛び込みなんか、目を閉じていれば一瞬で終わるわ。ウォーミングアップを万全にやれば、絶対にけがしない」と語るセシリアによると、高飛び込みの恐怖より、心配なのはダンスのほう。リズム感が悪く、ダンスはこれまで足を踏み入れない領域だった。番組ではラテンダンスに挑むが、「ダンスにまで挑戦したら、今後の仕事でもう怖いものはない」と断言。まさに、母は強しだ。（翻訳・編集/Mathilda）