鳥インフルH7N9型、WHOは「感染源がブタの可能性も否定できない」―中国メディア

Record China    2013年4月2日(火) 21時10分

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2日、WHO中国事務所の代表者は鳥インフルエンザH7N9型について、27歳の犠牲者が生前豚肉を販売していたと伝えるメディアがあることもあり、ウイルスの感染源がブタなどの動物である可能性も否定できないと発表した。資料写真。

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2013年4月2日、世界保健機関(WHO)中国事務所の代表、TimothyO’Leary氏は中国・北京市で、鳥インフルエンザH7N9型について、27歳の犠牲者が生前豚肉を販売していたと伝えるメディアがあることもあり、ウイルスの感染源がブタなどの動物である可能性も否定できないと発表した。京華時報が伝えた。

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3月31日、中国国家衛生計画出産委員会は上海市の男性2人と安徽省の女児1人の計3人が鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)に感染し、うち上海の2人が死亡、安徽省の1人が重体になっていると発表した。 同委員会によると、H7N9型の人への感染が確認されたのは世界初。

今月1日、北京市疾病コントロールセンターは、上海市や安徽省で報告されたH7N9型の鳥インフルエンザに関し、同市の医療機関や関連機関に警戒を強化するよう呼びかけた。同センターの責任者は、「同市はウイルスに対し数多くの検査方法を持っている。現在すでにH7N9型の病原体は把握している。同ウイルスが同市に侵入すれば、直ちにその存在を捕えることができる」と話した。また、「上海市の衛生部門がH7N9型の感染20日後にようやく発表したのは、H7N9型が新型のウイルスで特定に時間がかかったためである」と説明した。さらに、北京市衛生部の発表によると、H7N9型ウイルスはオセルタミビルリン酸塩、いわゆるタミフルに対し敏感だということで、感染した場合は同薬品を使用し治療を行うという。

このほかWHOによると、現在報告されている3人の感染者には関連性がなく、治療や研究もそれぞれ単独で行っている。3人の感染がどのように関係しているのか、まだ結論は出ていない。また、H7N9型に感染した安徽省の患者の診察に参加した専門家によると、安徽省の患者も感染前に鳥類や豚に接触していたと伝えるメディアもある。

さらに、上海市動物疾病コントロールセンターはこのほど、同市の黄浦江に投棄されたブタの死骸のサンプルを検査し、鳥インフルエンザウイルスが検出されなかったと明らかにしている。(翻訳・編集/内山

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