強制連行の元中国人労働者や遺族、三菱に謝罪求め交渉へ―中国メディア

Record China    2013年4月1日(月) 21時23分

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1日、第2次世界大戦中に日本へ強制連行され、旧三菱鉱業(現三菱マテリアル)などに厳しい労働を強いられたとして、中国人元労働者や遺族らが三菱側に謝罪と謝罪金を求め交渉することを決定した。写真は戦後補償について話し合う日中の弁護団。

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2013年4月1日、中国網路電視台サイトによると、第2次世界大戦中に日本へ強制連行され、旧三菱鉱業(現三菱マテリアル)などに厳しい労働を強いられたとして、中国人元労働者や遺族らが3月31日、河北省石家荘市で会合を開き、三菱側に対して謝罪と謝罪金を求め交渉することを決定した。

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元労働者らによる5団体が代表団を結成。三菱に対し、▽加害の事実と歴史的責任を認め、深く反省し謝罪する▽誠意ある謝罪の証として、元労働者や遺族ら計3765人に対し、1人当たり10万元(約150万円)の謝罪金を支払う▽歴史の悲劇を繰り返さないために、三菱が運営した当時の強制労働所の敷地内に「強制的な奴隷労働」があったことを示す記念碑を建立する──ことを求めている。

遺族の1人で河北省衡水市に住む岳文凱(ユエ・ウェンカイ)さんは、父や叔父ら親せき7人を強制労働に取られ、うち3人は日本で死亡。父は戦後帰国したが骨と皮にやせ細り、その後は病気がちに。1989年に亡くなるまで、手首には縄でしばられた跡が残っていたという。(翻訳・編集/AA)

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