2013年3月30日、クリスチャン・ディオール主催のショーが上海市で行われ、これに女優のチャン・ツィイー（章子怡）と女性歌手ナー・イン（那英）が出席。2人の舌戦が展開された。新聞晨報が伝えた。

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ディオール主催のショーには、中国を代表する女性スターが数多く登場した。中でも、取材陣の関心を最も集めたのがチャン・ツィイーとナー・インだった。

中国では昨年、浙江衛星テレビによる歌手オーディション番組「中国好声音」が空前のブームを巻き起こした。今年は湖南衛星テレビの「中国最強音」、東方衛星テレビの「中国夢之声」と、二番煎じ的な番組が続々と放送開始。人気歌手が“先生”役を務め、歌手志望の素人参加者を“弟子”に迎えてグランプリを競い合うというスタイルも同じだ。

昨年、「中国好声音」で“弟子”の梁博（リャン・ボー）を見事に優勝＆デビューさせたナー・イン。今年の第2回でも、先生役続投をすでに宣言している。これに対し、「中国最強音」ではチャン・ツィイーを“先生”の1人に迎えると発表したばかりだ。

女優でありながら未来の歌手の指導役を務めることになったツィイーについて、ナー・インは、「局側はどうして彼女を選んだのかしら？」と非常にストレートな物言い。「ファッション面での指導をさせたいの？」「自分の本業と違うことは分からないもの。彼女もプレッシャーが大きいと思うわ」などなど、彼女への疑問をぶちまけた。

この日、同じ会場にいながら顔を合わせることのなかった2人。ナー・インのコメントを聞いたツィイーは、「プレッシャーがあればこそ、人は成長できるの」と反発。さらに、「今日は彼女も来ると知っていたから、本当はお会いして指導を仰ぎたかったの。彼女をお手本にしたいわ」と、こちらも負けずに怪気炎を上げていた。（翻訳・編集/Mathilda）