吉林省の朝鮮族、韓国への出稼ぎで漢民族よりも豊かに―露メディア

Record China    2013年3月2日(土) 8時40分

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26日、中国吉林省延辺朝鮮族自治州の朝鮮族の人々は韓国に出稼ぎに行き、中国に戻ると漢民族よりも豊かな暮らしを送っている。写真は同自治区延吉市で旧正月を祝う朝鮮族。

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2013年2月28日、参考消息(電子版)によると、露ラジオ局・ロシアの声は26日、中国吉林省延辺朝鮮族自治州の朝鮮族の人々が「韓国に出稼ぎに行き、中国に戻ると漢民族よりも豊かな暮らしを送っている」と伝えた。

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現在、同自治州の人口は3分の1が朝鮮族で占められている。州政府所在地の延吉市ではその割合はさらに高い。街中で朝鮮語が飛び交い、民族学校では朝鮮語で授業を受けることができる。この自治州は他の自治州と違い、少数民族が漢民族よりも豊かな生活を送っている。数年前までは東北部の辺境の町でしかなかった延吉市が、今では北京や上海と同じように高層建築が林立する大都市に変貌した。市民の自動車所有台数も全国でトップクラスにある。

その理由は何か?1つは韓国資本による投資であり、もう1つは韓国への出稼ぎだ。韓国には現在、15万人から17万人の延辺朝鮮族自治州出身の朝鮮族が存在する。この数字は延辺朝鮮族自治州の成年人口の4分の1に値する。彼らの多くが首都ソウルで、清掃作業員や家政婦、製造業、レストランなどで働いており、いずれも韓国語が必要な職業だ。

彼らの多くが韓国での永住や長期滞在を求めておらず、韓国も彼らが移民となることを望んでいない。彼らはもし韓国に定住したとしても2等国民でしかないことをよく知っている。教育の低さや人脈の欠如も延辺の朝鮮族が韓国になじめない理由だという。

彼らのソウルでの平均月収は約1800ドル(約16万6000円)。ほとんどの人が毎月1000ドル貯金するため、数年で5万ドル(約463万円)がたまる。それを故郷に持ち帰れば、ちょっとした商売がすぐにでも始められる。また、故郷では朝鮮族であることを理由に差別を受けたりしない。しかし、多くの若者が韓国に出稼ぎに行くため、同州朝鮮族の出生率が急速に低下するといった問題も発生している。(翻訳・編集/本郷)

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