「くまモン」の中国語正式名が「熊本熊」に変更=熊本県が北京市内で発表

Record China    2019年3月21日(木) 11時20分

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熊本県は北京市内で記者会見を行い、同県PRマスコットの「くまモン」の中国語正式名称をこれまでの「酷MA萌(クー・マー・モン)」から「熊本熊(シオンベンシオン)」に変更すると発表した。

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熊本県は北京市内で19日に記者会見を行い、同県PRマスコットの「くまモン」の中国語正式名称をこれまでの「酷MA萌(クー・マー・モン)」から「熊本熊(シオンベンシオン)」に変更すると発表した。中国メディアの新浪網が3月20日付で報じた。記者会見に登場したくまモンは、取材の記者らにも大いに愛想を振りまいた。

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中国メディアの環球網は、「2013年、熊本県と(同県)上海事務所のスタッフは相談した上で、(くまモンの)中国語正式名を『酷MA萌』に決定。中国大陸、台湾、香港、シンガポールで商標登録をした」と紹介する記事を掲載。

同記事だけでなく、中華圏で「くまモン」の注目度はかなり高く、「くまモン」効果もあり熊本県への知名度も向上した。蒲島郁夫熊本県知事が著した「私がくまモンの上司です」は台湾でも翻訳出版された。「熊本熊」の中国語名も以前からあり「酷MA萌」と併用されていたが、今後は「熊本熊」に一本化されている可能性が高い。

くまモンは外観から、クマにモチーフをとったことが明らかだが、オフィシャルサイトのプロフィールで性別について「オスじゃなくて男の子!」と記載し、仕事については「知事から熊本県の営業部長兼しあわせ部長に抜てき」など、「人扱い」をされてきた。「くまモン」は中国で今後「熊本」の地名と「クマ」としての存在をより強くアピールすることになる。

なお、「くまモン」の中国語名として用いられてきた「酷MA萌(クー・マー・モン)」では、「酷」も「萌」もネットなどで出現する新語によく使われる文字だった。「酷」は英語の「cool(クール)」の音訳で(カッコいい)、「萌」は日本で用いられる「萌え」を取り入れた表現。(翻訳・編集/如月隼人

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