日本が対抗開始、カザフスタンに反中国戦線―露メディア

Record China    2013年2月22日(金) 9時30分

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20日、中国企業が多く進出しているカザフスタンに日本が進出を開始し、資源を求めるアジアの2龍が激烈な競争を繰り広げている。資料写真。

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2013年2月20日、露ラジオ放送ボイス・オブ・ロシア(VOR)中国語サイトは、中国企業が多く進出しているカザフスタンに日本が進出を開始し、「資源を求めるアジアの2龍が激烈な競争を繰り広げる」と報じた。

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日本はカザフスタンとの間でレアアースやウラン、鉄、非鉄金属の開発、さらに石油ガス鉱物の資源開発の分野で世界最先端の技術を提供する9項目の提携契約を結んだ。この分野では中国がカザフスタンへの進出を積極的に行っているが、カザフスタン政府は開発パートナーの多様化を図っている。

特に注目されるのはカザフスタンのレアアース開発で、日本はレアアース輸入の80%を中国に依存する現状を打破したい狙いがある。ロシア科学アカデミー日本研究所の専門家は、尖閣諸島の領有問題による関係悪化で中国が日本へのレアアース供給を大幅に減らしたことが日本のカザフスタン進出の背景にあると指摘している。

中国は日本へのレアアース供給量を回復させたが、日本は資源供給元の多様化を積極的に進めており、日中の資源競争はアフリカや南米、アジアに拡大。日本は各地で反中国戦線を形成することになり、単なる経済的な利益を超えた競争になると指摘されている。

しかし、同アカデミー社会政治研究所の専門家は、日本には先端技術があるものの投資を拡大している中国の立場を脅かすことは難しいと指摘する。以前は日本もカザフスタンのウラン市場でシェアを持っていたが、福島の原発事故により需要が大幅に減少し、今後の見通しも不透明なことから、中国の影響力が強まっている。(翻訳・編集/岡田)

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