北朝鮮が最も嫌っているのは米韓でなく中国!元英国駐朝大使が明かす―香港メディア

Record China    2013年2月20日(水) 11時27分

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18日、香港・フェニックステレビの報道番組『鳳凰焦点関注』で、「英国の元駐北朝鮮大使が、北朝鮮の国民は米韓ではなく中国に反感を抱いている」と報じた。写真は平壌市民。

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2013年2月18日、香港・フェニックステレビの報道番組『鳳凰焦点関注』で、「英国の元駐北朝鮮大使が、北朝鮮の国民は米韓ではなく中国に反感を抱いている」と報じた。司会者は以下のように報じている。

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環球時報』によると、北朝鮮に中国は同類だと思わせてはならず、少しは叩いておく必要がある。しかし、米日韓よりも激しく叩いてはならず、力加減の難しいところだ。西側メディアは、中国が援助物資を提供している限り、国際社会から制裁を行っても、北朝鮮に本当の変化を迫ることはできないと見ている。

しかし、『ニューヨーク・タイムズ』によると、中国政府・民間の北朝鮮に対する態度は変化しつつある。核実験後、微博(中国版ツイッター)には北朝鮮が中国人の感情を顧みずに春節期間に実験を行ったことへの不満を表明する書き込みが相次いでいる。感情的な面でのパニックや、健康面での不安をももたらしたからだ。多くの人は、中国はこれ以上北朝鮮に友好的な態度を取る必要はないと考えており、外交政策の専門家の中には、中朝関係の調整、変化が必要な時期が来ていると考えている者もいる。

英国のエベラード元前駐北朝鮮大使は先日、北朝鮮になぜ制裁が効いていないのかという問題についてコメントしている。

まず、金正恩氏はカダフィ大佐やサダム・フセインら、核兵器を持たない独裁者の末路を目にし、核兵器開発に並々ならぬ決意を見せている。そして、2回の核実験による北朝鮮への非難と制裁の程度は、まだまだ足りていない。

さらに、中国が北朝鮮への援助を停止していないため、国際社会からの制裁の効果が薄れてしまっている。そのため、エベラード氏は、3度目の実験後にどのような制裁を行い、どれだけの効果が上げられるかは、中国の選択にかかっているとみている。

また、エベラード氏は昨年夏、中国人が心寒くなるような情報をもたらした。北朝鮮は経済の多くを中国に依存しているにもかかわらず、見たところ米国や韓国を本当に嫌っている国民は多くなく、人々が最も嫌っているのは中国人なのだという。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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