<中華ボイス>「戦争の記憶は再発を防ぐため!」、広島原爆ドーム解説員が語る記憶の意義―中国作家

Record China    2013年2月6日(水) 6時8分

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中国の作家・崔衛平氏は「私は原爆ドームの解説員に “米国人を恨んでいないのか”と聞いた。すると彼は、“恨むべきは戦争であり、2度と戦争が起きないように防ぐのが、記憶する意義だと思う”と話してくれた」と体験談を語った。写真は南京大虐殺を題材に描かれた絵画。

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2013年1月31日、かつて日本に侵略された歴史を持つ中国では、いまだに日本を恨む人は少なくない。反日感情が爆発するたびにデモなどが行われる。2012年9月の反日デモはまだ記憶に新しい出来事で、その影響は未だに回復していない。日中関係の修復が求められる中、鳩山由紀夫元首相や公明党山口那津男代表、村山富市元首相、そして日中友好協会の加藤紘一会長らが相次ぎ訪中。両国関係回復の糸口になるよう期待されている。

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中国の女性作家・崔衛平(ツイ・ウェイピン)氏は、「日本の広島に訪れた際、ボランティアで原爆関連の解説員をしている日本人男性と知り合った。彼は日本車メーカーの設計士として働き、定年退職後に今の解説員を担当しはじめたという。彼が原爆ドームを案内してくれた時、私は“米国人を恨んでいないのか”と聞いた。すると彼は、“恨むべきは戦争であり、2度と戦争が起きないように防ぐのが、記憶する意義だと思う”と話してくれた。また、彼は以前仕事で中国に訪れたことがあり、2012年9月に起きた反日運動に心を痛めていたという。そして最後に記念写真を撮るとき、彼は手を差し出し、私たちは握手した」と日本での体験談を語った。(翻訳・編集/内山

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