<中国旅游>中国カンフーの里、禅宗の名刹―少林寺

Record China    2013年2月2日(土) 14時46分

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30日、禅宗と少林拳発祥の地である少林寺は、北魏・孝文帝の時代(紀元495年)に建てられ、中岳嵩山の麓に位置する。古くから世界にその名をはせてきた。今回は世界文化遺産の少林寺をご紹介する。

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2013年1月30日、禅宗と少林拳発祥の地である少林寺は、北魏・孝文帝の時代(紀元495年)に建てられ、中岳嵩山の麓に位置する。古くから世界にその名をはせてきた。今回は世界文化遺産の少林寺をご紹介する。

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■禅宗の祖庭

少林寺は、インドの王子・達磨(だるま)が中国に初めて禅宗を伝えた寺として、全国にその名を知られている。達磨が壁に向かって9年間座禅を続け、悟りを開いたという。寺の境内には達磨殿があり、立雪亭とも呼ばれる。ここは中国禅宗の二祖・慧可(えか)ゆかりのエピソードが伝わっている。慧可が達磨大師を慕って入門を請うたが、座禅中の達磨は振り向こうともしなかった。「身命を惜しまず、行い難きを行い、忍び難いことを忍んでこそ求められるもの」との達磨の話に、大雪の中、慧可は左腕を切断し、やっと入門を許されたという。それから二人はここで禅を説き、教えを伝え、少林寺が中国禅宗の祖庭として揺るぎない地位を占めるようになった。

寺院の西には、「塔林」と呼ばれる中国最大の古塔群がある。唐代から清代にかけて約220余りのれんがの塔が建てられ、歴代の住職の舎利(遺骨)が中に眠っている。静かな松林の中にたたずむ塔は形も色もそれぞれが異なり、意気軒高としていて、中国でも珍しい風景である。そのため、何回も映画のロケ地として使われていた。

■武術の総本山

「天下の武術、少林より出ず」。少林寺が世界に名をとどろかせているのは何と言っても、少林カンフーのためであろう。境内の千仏殿には、代々の修行によりすり減ってへこんだという48のくぼみがあり、修行のすさまじさを物語っている。今では嵩山(すうざん)の麓に数十軒の武術学校がひしめき、世界中のカンフー愛好者を引き寄せている。少林寺の会館内で毎日のように武術ショーが開催され、10代の少年僧たちがこん棒や刀など様々な武器を操って豪快な演武を見せてくれる。また、生き生きとした「蛇拳」や動きが面白い「酔拳」のほか、れんがを頭で砕いたり、槍をのどに刺して曲げたりと、その超人技には思わず目を見張ってしまう。

※本記事は楽旅中国(らくたびチャイナ)の特別提供。楽旅中国は、中国青年旅行社(CYTS)傘下で展開する中国旅行専門の日本語オンラインサービスです。

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