“報道の検閲にNO”中国紙支持の台湾人タレントに、「中国の法を守るべし」―本日の中国TOPニュース

Record China    2013年1月17日(木) 19時25分

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16日、中国で年初に騒動となった新聞記事差し替え問題について、ジャーナリスト支持を繰り返し表明した台湾のタレントが中国当局に問題視された件で、中国の対台湾窓口機関は「真偽をよく把握していない」「法を守って芸能活動を」と言及した。写真は伊能静。

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2013年1月16日、中国で報道の自由が叫ばれるきっかけとなった年初の新聞記事差し替え問題について、ジャーナリスト支持を繰り返し表明した台湾のタレントが中国当局に問題視された件で、中国の対台湾窓口機関は「事情をよく把握していない」と言葉を濁した。中国ネットの報道。

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今月初、進歩的な編集方針で知られる中国・広東省の地方週刊紙「南方週末」が、新年特集号で掲載予定だった社説について、同省共産党委員会宣伝部からの圧力で内容が大幅に差し替えとなった問題が社会的な注目を集めた。台湾出身のタレントで、現在は中国を拠点に活動する伊能静(いのう・しずか)はこの問題について、自身の公式ミニブログを通じて言及。連日にわたり、同誌編集部を支持する発言を行い、中国当局に問題視された。

今月10日、伊能静はミニブログ上に「お茶を飲みに行くわ。おいしいお茶だといいけれど」と投稿。中国国家安全部から“呼び出し”があったことを示唆した。その後、一連の騒動に関連した彼女の投稿文がすべて削除されている。これを受けて、中国における彼女の芸能活動が制限、あるいは全面禁止になるのでは?とも盛んに伝えられた。今のところ、伊能側はこうした報道について対応はしていない。

16日、中国の対台湾窓口機関である国務院台湾事務弁公室は、定例記者会見でこの件についてメディアの質問に答えた。楊毅(ヤン・イー)報道官は「インターネットで拡散している情報の真偽については、よく把握していない」と、正面からの回答を避けた。さらに、「中国で台湾の芸能人が活動することに関しては、我々は歓迎する。だが、中国にいるからには当然のごとく、我が国の法律や法規を遵守するべきであろう」と発言し、暗に彼女をけん制した。(翻訳・編集/愛玉)

※<本日の中国TOPニュース>では、中国の大手主要ポータルサイトによるニュースアクセスランキングから、注目の一記事をピックアップする。本記事は2013年1月17日付の中国大手ポータルサイト・網易(NETEASE)のランキング1位の記事。

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