1分に6人のがん患者が増加=最多は肺がん、発症部位は地域差が歴然―本日の中国TOPニュース

Record China    2013年1月11日(金) 5時20分

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10日、中国では1分間に6人の割合でがん患者が増加していることが分かった。7〜8人に1人ががんで死亡することになる。資料写真。

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2013年1月10日、中国では1分間に6人の割合でがん患者が増加していることが分かった。全国がん登録センターが行った「2012年中国がん登録年報」が発表した。京華時報が伝えた。

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過去20年、中国ではがんの罹患率・死亡率が上昇し、若年化が進んでいる。このほど全国がん登録センターが全国24省の72カ所で8500万人を対象に行った調査では、年間312万人ががんの診断を受け、270万人ががんによって死亡している。1日あたりで8550人、1分あたりで6人の割合でがん患者が増加している計算だ。性別では男性1.68に対し、女性が1.0の割合でがんに罹患する。地域別では西北地方と沿岸部に多い。

中国では7〜8人に1人ががんで死亡することになる。部位別にみると、肺がん、肝がん、胃がん、食道がん、大腸がんの順で多く、特に都市部の肺がん罹患率は先進国並みの水準に達している。

なお、地域によってがんに罹患する部位には大きな違いがある。東南部の沿海地区にあたる広東省や福建省では肝がんが多く、中部沿海の上海市や江蘇省、内陸の甘粛省や青海省では胃がん、中原地区の河北省、河南省では食道がんが多い。こうした地域差について、中国抗癌協会の史安利(シー・アンリー)氏は、「あくまで推測的領域だが、地方ごとの食習慣や気候、環境などに関連性があると考えられる」としている。中国は国土が広いため、地方によって食材や調理法、味つけにかなりの差異があるのは事実だ。(翻訳・編集/愛玉)

※<本日の中国TOPニュース>では、中国の大手主要ポータルサイトによるニュースアクセスランキングから、注目の一記事をピックアップする。本記事は2013年1月10日付の中国大手ポータルサイト・新浪(Sina)のランキング7位の記事。

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