ハーバード、MIT見学の後は、ボストンでごゆっくり=中国人観光客引き止めを狙う地元企業―英メディア

Record China    2013年1月8日(火) 22時40分

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5日、米国で旺盛な消費を見せる中国人観光客に向けて、ボストンでも様々な企業がプランを練っている。写真はボストン。

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2013年1月5日、BBCは「文化で中国人観光客の消費を狙う米企業」と題した記事を掲載した。米国で旺盛な消費を見せる中国人観光客に向けて、ボストンでも様々な企業がプランを練っている。6日付で環球時報(電子版)が伝えた。

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中国人観光客は米国に来ると、まずはニューヨーク、LA、ワシントンなどの都市を訪問するが、第二候補群にはボストンの名前が挙がってくる。観光客たちはハーバードやMITといった世界のトップ大学を見学に来るが、見学後はそのまま立ち去ってしまう。地元企業は何とかして観光客に長く滞在してもらおうと頭をひねっている。

ボストンでホテルを経営する周という人物が、自身の体験を語った。息子を連れて大学のキャンパスを見学に来た友人が、「このあたりで一番いいレストランに連れていってくれ。どれだけ高くてもいいから」と言ってきた。そこで、あるレストランに連れて行ったところ、二人で1000ドル(約8万8000円)も使ってしまったという。

周氏はこの話を観光に関する勉強会の席上で披露し、いかにして中国人観光客を引き止めるかを検討していた。この研究会はマサチューセッツ州観光局が主催して行っているもので、カリフォルニアでも同様の勉強会が開かれている。ここでは、米国企業に対し、いかにして中国人観光客にサービスし、文化を理解するかという情報を提供している。

中国の中産階級は約3億人、海外旅行者数も増加の一途をたどっている。中国人観光客は米国を訪れる外国人観光客数では第9位だが、増加のスピードは最も速い。また、中国人は海外旅行の際にドイツ人、米国人に次ぐ額を消費している。

細やかなサービスで心をつかもうと、ホテルでは朝食に中国人の好む熱い豆乳を提供するなど、様々な工夫を凝らしている。

ボストンでは中国語のメニューや通訳など、中国人向けのサービスが続々と打ち出されている。いまだ手をつけていない業者も存在するが、早めに準備をしておいた方が良いかもしれない。米国商務省の統計によると、今後3年間で米国を訪れる中国人は倍増すると見込まれているからだ。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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