30年間の高度成長で中国沿海の珊瑚礁80%が消滅―英メディア

Record China    2012年12月30日(日) 7時40分

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27日、中国の過去30年間の高度経済成長によって、中国沿海の珊瑚礁が80%減少していることが分かった。写真は水質保護のため貝をまく海南省水産研究所の職員。

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2012年12月27日、BBC中国語版によると、中国の過去30年間の高度経済成長によって、中国沿海の珊瑚礁が80%減少していることが分かった。オーストラリア研究評議会・珊瑚礁研究拠点と中国科学院南シナ海海洋研究所が共同で保全生態学の雑誌に発表した。

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この報告によれば、南シナ海海域では6つの国が環礁や島の領有権を主張しているが、これら環礁や島は過去10〜15年で、平均60%以上だった珊瑚の生存率が約20%にまで減少した。中国の高度経済成長による沿海地域の開発、汚染、乱獲が主な原因で、現地の珊瑚礁は壊滅的状況にある。

すでに環境保護を目的とした海洋公園は作られているが、規模が小さく、距離も遠すぎるため、珊瑚の生存率低下を食い止めることができていないという。多くの研究結果でも、中国が過去30年にわたって何の制御もせずに経済発展したことが、大気、水、土壌の深刻な汚染を引き起こしたということが明らかとなっている。(翻訳・編集/中原)

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