<日中関係>安倍総裁が初外訪先に中国でなく米国を選んだのは、来春の日中会談への布石だ―米華字紙

Record China    2012年12月19日(水) 11時39分

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17日、米華字ニュースサイト・多維網は記事「安倍晋三、初の外訪は米国に=習近平と会う地ならしが目的」を掲載した。写真は自民党圧勝を伝える日本の新聞。

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2012年12月17日、米華字ニュースサイト・多維網は記事「安倍晋三、初の外訪は米国に=習近平と会う地ならしが目的」を掲載した。

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総選挙で圧勝し、首相就任が確実となった自民党の安倍晋三総裁。16日夜、初の外国訪問として米国を訪ねる意向を示した。2006年、第1次安倍政権発足時には最初の外訪先として中国を選択。小泉政権時代に冷え切った日中関係回復に意欲を示した。

中国軽視とも思える選択だが、それには事情があると多維網は分析している。中国は絶対に譲歩しないという強硬姿勢を打ち出しており、現時点で日中間に対話の基盤はない。また習近平(シー・ジンピン)氏が中国共産党総書記の座についたとはいえ、国家主席の座は来年3月まで胡錦濤(フー・ジンタオ)氏が保持しており、習総書記はおおっぴらに外交の表舞台には立てない。

こうした状況を踏まえて、初の外訪先として中国を避けたのだろうというのが多維網の読みだ。安倍・習近平会談の実現は3月以降となる。それまで安倍総裁が中国を挑発するような発言、行動を避けるならば、日中関係改善のシグナルにもなる。また再選を決めたオバマ大統領もアジアのリバランス(再均衡)を目指す米外交戦略のために、日中の和解を仲介するとも予測している。(翻訳・編集/KT)

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