<中国旅游>印象西湖−地上の天国の旅(浙江・杭州)―自然の名勝と融合する巨匠のショー(3)

Record China    2012年12月15日(土) 15時43分

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13日、中国映画の巨匠チャン・イーモウ監督らが演出を手掛ける、自然の名勝を背景にしたショー「印象シリーズ」。今回はその第3弾「印象西湖」をご紹介する。このシリーズは2004年に始まり、自然景観を背景に各都市のイメージを表現する企画。

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2012年12月13日、中国映画の巨匠チャン・イーモウ(張藝謀)監督らが演出を手掛ける、自然の名勝を背景にしたショー「印象シリーズ」。今回はその第3弾「印象西湖」をご紹介する。このシリーズは2004年に始まり、自然景観を背景に各都市のイメージを表現する企画。

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美しい湖をいただき、「地上の天国」と言われる杭州。西湖の一角を舞台に繰り広げられる山水実景ショーが、「印象西湖」である。森と湖、光と影、雨と霧、音楽と人…絵のような江南地方の景色と1000年伝わる伝説が相まって夢幻の世界を形成し、毎日夜のとばりが降りるたびに我々の目の前によみがえってくる。

■絵画の西湖

西湖の一端にある岳湖景区全体をそのステージとしている。西湖本来の美しい景色を邪魔しないよう、ひな壇状の観客席は開演前にセットされ、昼間は解体されて周辺の建築物に収納されている。パフォーマンスの見どころは、群舞と照明の演出効果である。湖面すれすれに設置された舞台で数百人の役者が踊り、さも水面を歩いているかのよう。何とも言えず幻想的である。春の蘇堤春暁(そていしゅんぎょう)、夏の曲院風荷(きょくいんふうか)、秋の平湖秋月(へいこしゅうげつ)、冬の断橋残雪(だんきょうざんせつ)…四季折々の西湖十景の最も美しい瞬間を、次から次へと目の前に繰り広げる。

■伝説の西湖

杭州は「愛の町」と称され、許仙と白娘子が交わした人間と蛇の運命の恋、梁山伯と祝英台の悲恋、また才女・蘇小小の数奇な人生など、古くから数々のラブストーリーがこの街で上演されてきた。当然のごとく、「印象西湖」の演目も恋を外しては語ることはできない。主役二人の恋愛を軸に、台詞はないが、群舞のパフォーマンスと音楽の中で進行する。男女2人が出会い、恋に落ち、離れ、追憶し、夢の中で再会するまで、一連のストーリーを鶴や魚の姿を借りて語っている。これを許仙と白娘子と想定してもいいし、梁山伯と祝英台と考えてもいい。要するに、誰もが一度は経験した忘れ難い恋を思い出させるのである。

途中、湖底から突如として三角形の雨幕が現れ、パフォーマンスの一番の見せ場となる。青い光の下に降り注ぐ雨、雨の中で一斉に飛び立つ鶴、歌声の中で互いに恋慕を訴える主人公、その壮大な演出には見る者も思わず圧倒されてしまう。

※本記事は楽旅中国(らくたびチャイナ)の特別提供。楽旅中国は、中国青年旅行社(CYTS)傘下で展開する中国旅行専門の日本語オンラインサービスです。

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