年末「駆け込み休暇・海外旅行」ブーム到来―中国

Record China    2012年12月9日(日) 21時43分

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7日、2012年も終盤に入り、「年末年始休暇」ブームが中国に再来した。多くのサラリーマンは、年次有給休暇が「消失」する前に、年末年始休暇をあわてて取る。写真は韓国・済州島で買い物をする中国人観光客。

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2012年12月7日、2012年も終盤に入り、「年末年始休暇」ブームが中国に再来した。多くのサラリーマンは、年次有給休暇が「消失」する前に、年末年始休暇をあわてて取る。さらに、航空券やホテルの価格はピークの谷間の「オフ代金」があることから、旅に出て休暇を楽しむ人も少なくない。中国新聞社が伝えた。

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「職工帯薪年休暇条例(職員年次有給休暇条例)」には、「勤務歴1年以上の従業員は、有給休暇を取得する権利を有する。有給休暇の日数は、勤務歴が1年から10年未満の者は年間5日、10年以上20年未満の者は年間10日、20年以上の者は年間15日とする。有給休暇取得中も通常の労働時間と同じ賃金が支払われる」と定められている。

元旦を境に、「有給年次休暇」が消失してしまうケースが多いことから、毎年、年末が近づくと「年末休暇」ブームが訪れる。

○休暇を取ったサラリーマン、続々と旅行に出発

香港では宿泊代金1000元以下のスターランクホテル満室

オフピークの魅力的な旅行代金も、中国人サラリーマンが年末年始に休みを取る重要な原因のひとつだ。クリスマスが近づき、香港や欧米の各商店ではクリスマス大型セールを実施、中国人客を旅に誘う。残っている有給休暇がそれほど多くないサラリーマンが多勢を占めるが、それでも5日ほどは残っており、2つの週末を組み合わせれば、遠方への旅も全く問題ない。

北京晩報の報道によると、欧米方面のクリスマス・新年長期海外ツアー商品はほとんど予約が入っていないという。中国の海外旅行予約サイト大手・百程旅行網の郭雪(グオ・シュエ)経理は、「クリスマス・新年のブランドツアーは軒並み、5割引から3割引の優待価格が出ている。たとえば、『米国新年ショッピング三昧ツアー』は、米国各地の有名ショッピングスポットを巡る企画で、年末年始に一気に休暇を取ったサラリーマンに大人気の商品だ」と述べた。

香港ドルの為替レートは今年、大幅に下落した。その上、クリスマス前後に出回る数多くの商品は、例年ならばほとんど値引きされない品物でさえも、今年はかなり値引きされており、香港は相変わらず、中国人サラリーマンの間で人気が高いショッピング目的地だ。北京晩報によると、香港では宿泊料金1000元(約1万3200円)以下のスターランクホテルはほとんど予約が取れないという。クリスマスに近づくほど宿泊料金は高騰し、今月20日頃には現在より2、3割高くなる。

「年末年始休暇」ブームがゆっくりと冷めるとしても、その後には元旦や春節(旧正月)連休が控えており、海外や暖かい地方を訪れるツアーの人気は衰えそうもない。2013年春節までまだ2カ月あるが、この時期の海外ツアーはすでに売り出されている。旅行専門家は、「12月に入り、香港など人気旅行先のホテルはだんだん予約がいっぱいになると予想される。個人旅行を計画している人は、満室になる前にできるだけ早めにホテルの手配を済ませる方が良い」と提言している。(提供/人民網日本語版・翻訳/KM・編集/TF)

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