出産するならロサンゼルスのチャイナタウン、安い費用で中国人妊婦に大人気―米華字紙

Record China    2012年12月10日(月) 10時27分

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6日、ロサンゼルスのチャイナタウンにある病院は、出産費用が中国の私立病院よりも安い「アウトレット価格」のため、中国人妊婦に大人気となっている。写真は中国の妊婦。

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2012年12月6日、米華字紙・僑報によると、中国の私立病院よりも安い「アウトレット価格」で出産できる病院がロサンゼルスのチャイナタウンにあり、中国人妊婦が殺到している。中国新聞社が伝えた。

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ロサンゼルスのチャイナタウンに3カ所ある病院では、現金支払いの場合、自然分娩が2100ドル(約17万円)、帝王切開でも3900ドル(約31万円)と、中国の私立病院よりも格安で、米国の他の地域よりもさらに安いため、この地で子供を産もうと考える中国人妊婦が増えている。出産費用をなぜこれほど安くできるのかは謎だ。

安い費用で高度な医療サービスが受けられ、生まれた子供には米国籍が与えられるとあって、ロサンゼルスには中国人妊婦が詰めかけている。ここで出産した女性は産後1カ月滞在して帰国する。このため、ロサンゼルスから中国の各都市に向かう飛行機の中は、生後1カ月の乳児を抱いた中国人の母親でいっぱい。各エアラインは乳児を同行した母親に優先的に良い席をサービスするため、中国−ロサンゼルス間を往復している中国系ビジネスマンたちは面白くない。

10年間、ロサンゼルスと中国を往復し、「お得意様」としてエアラインから優遇されていた中国系ビジネスマンは、これまでビジネスクラスとエコノミー席の境目にある比較的ゆったりとした座席を提供されていたが、最近では赤ちゃん連れの中国人女性にすっかり「独占」されているという。米国籍を取得するために米国で出産する中国人女性が増えているなか、乳児を長時間飛行機に乗せることについて、小児科医は「生まれて間もない赤ちゃんには予防接種と細心の注意が必要。赤ちゃんの鼓膜や心臓、肺はまだ長時間の飛行には耐えられない。母親ならば子供の国籍よりも健康を第一に考えるべきだ」と苦言を呈している。(翻訳・編集/本郷)

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