<中国旅游>印象劉三姐−山水画と桃源郷の旅(桂林•陽朔)―自然の名勝と融合する巨匠のショー(1)

Record China    2012年12月1日(土) 16時16分

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30日、中国映画の巨匠チャン・イーモウ監督らが演出を手掛ける、自然の名勝を背景にしたショー「印象シリーズ」。今回はその第1弾「印象劉三姐」をご紹介する。このシリーズは2004年に始まり、自然景観を背景に各都市のイメージを表現する企画。

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2012年11月30日、中国映画の巨匠チャン・イーモウ(張藝謀)監督らが演出を手掛ける、自然の名勝を背景にしたショー「印象シリーズ」。今回はその第1弾「印象劉三姐」をご紹介する。このシリーズは2004年に始まり、自然景観を背景に各都市のイメージを表現する企画。

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「印象劉三姐」は、桂林の水墨画のような山水を舞台とし、伝説の歌姫・劉三姐の物語を融合させた壮大なショーである。2004年の初演以来大人気を呼び、ほぼ連日満席の状態で数々の観光客を魅了してきた。

■水墨画の世界

桂林の魂と言われる河川・漓江(りこう)。「印象劉三姐」が演じられる天然のステージはまさに、漓江と田家河の合流地点に位置する。2キロにわたって流れる漓江と、その後ろにそびえる12峰のカルスト山が織り成す山水の世界に、巧みな照明技術を加え、その美しさは息をのむほどである。「印象劉三姐」は神の業と人間の知恵が力を合わせた傑作とも言われ、エキストラとして出演する総勢600人余りの地元の若者たちが華を添え、天と人が一つに融合する境地が表現されている。

■歌の仙女

劉三姐(リウサンジエ)とは、広西チワン族自治区に伝わる民話に登場する。唐中宗の時代、歌がうまくて聡明で美しいと評判のチワン族の娘が山あいに住んでいた。彼女はいつも歌を通して労働や自然、愛情について語らい、人々から深く慕われていたという。1961年には映画「劉三姐」が撮影され、作中に登場する美しい山水と歌声は、東南アジアをはじめとする世界各地から、文人墨客を引き寄せてきた。

ショーはこの劉三姐をモチーフとし、とりどりの色彩を用いて彼女の人物像を表現する。漁民たちによる歌のかけあいを表現する「紅色印象」、農村の風景を表現する「緑色印象」、劉三姐が古い恋歌を歌う様子を表現する「藍色印象」、漁り火で光る漓江を表現した「金色印象」、伝統的なお祭りを再現する「銀色印象」の部分に分かれている。観客はかつて段々畑だったシートに座りながら、現地の少数民族文化を肌で感じられる。

※本記事は楽旅中国(らくたびチャイナ)の特別提供。楽旅中国は、中国青年旅行社(CYTS)傘下で展開する中国旅行専門の日本語オンラインサービスです。

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