中国での商品開発、米ペプシコ社など海外企業が次々スタート―英紙

Record China    2012年11月16日(金) 7時49分

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14日、中国に研究開発センターを設ける海外企業が増えている。最大の利点は優れた人材が確保できることにあるという。写真は大連で開催された海外留学者の起業展。

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2012年11月13日、フィナンシャル・タイムズによると、中国に研究開発センターを設ける海外企業が増えている。最大の利点は優れた人材が確保できることにあるという。14日付で環球時報(電子版)が伝えた。

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これまで多くの企業が中国の巨大市場に進出してきたが、その大半は中国以外で開発された商品を中国人に売り込むという形をとってきた。しかし、世界的に展開するグローバル企業が研究開発センターを中国に設け、中国の消費者と研究開発の人材の距離を縮めようとしている。

ペプシコーラを販売するソフトドリンク大手・米ペプシコ社は13日、上海米国以外では最大となる研究開発センターを設立。中国から得た研究開発成果や中国的な発想を中国市場に適用させ、最終的には世界市場にも応用させることで競争力を高める計画で、センターの建設に4000〜4500万ドル(約32〜36億円)をかけた。総合化学メーカー・独BASF社も中国に研究開発センターを設立したばかりで、消費者との距離を縮め、市場の反応をこれまでよりも速くキャッチすることができるとしている。

中国に研究開発センターを設けることのコスト面での優位性は得られなくなり、安価にイノベーションを起こすこともできなくなっているが、そうした見方に対して中欧国際工商学院(チャイナ・ヨーロッパ・インターナショナル・ビジネス・スクール)中国イノベーションセンターのブルース・マッカーン主任は「人材を確保し続けられるかどうかはまた別の話ではあるが、中国に研究開発センターを置く最大の利点は優れた人材を確保できることにある」と指摘している。(翻訳・編集/岡田)

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