10月の日系車シェア、初めて1割下回る―中国

Record China    2012年11月10日(土) 22時30分

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9日、中国自動車工業協会が発表した統計データによると、日系自動車メーカーの乗用車は9月からの販売減少を脱却できず、下げ幅はむしろ拡大した。写真はホンダ。

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2012年11月9日、中国自動車工業協会が発表した統計データによると、10月の中国乗用車販売台数は129万8900台で、前月比1.27%減、前年同期比6.4%増となった。日系自動車メーカーの乗用車は9月からの販売減少を脱却できず、下げ幅はむしろ拡大した。10日付で新京報が伝えた。

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データによると、10月の日系車販売台数は前月比38.22%減、前年同期比59.41%減の9万8900台で、市場シェアは前月比4.55ポイント減、前年同期比12.34ポイント減の7.61%となった。日本車の月間販売台数が10万台を下回ったのは2009年以来、市場シェアが10%を割り込んだのは統計が始まって以来初めてとなった。

日系車メーカーは10月、一連の販促キャンペーンを行ったが、販売低下を食い止めることはできなかった。前月、販売台数が上位10位の自動車メーカーの中に日系車メーカーの名前は見られなかった。日系車メーカーが失った市場シェアは中国車・ドイツ車に奪われた。

自動車専門ニュースサイト「盖世汽車網」のデータによると、中国における日系車販売台数は2008年、168万9900台に達し、市場シェアは30.2%でトップだった。しかしその後、シェアは徐々に後退し、現在は史上最低となっている。

同協会の報告は、日系車販売の伸びが年々鈍化している理由として、「急成長を遂げた中国自動車市場に対する予測が足りなかったため」としたほか、大規模リコール事件、東日本大震災、尖閣問題、車種の老化、競争力の低下などの影響を挙げた。(提供/人民網日本語版・翻訳/SN・編集/TF)

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