注目集める党大会、関心事のすべては閉幕時に判明―台湾メディア

Record China    2012年11月14日(水) 14時21分

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5日、中国共産党大会では新指導者が決定するが、党規約の改正や胡錦濤主席の政治報告の内容についても人々の関心が集まっている。写真は党大会のために飾り付けられた天安門広場。

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2012年11月5日、台湾の聯合報は中国共産党第18回全国代表大会(18大)について、新指導者の決定だけでなく、党規約改正や胡錦濤(フー・ジンタオ)国家主席の最後の政治報告についても、これまでにない強い関心が集まっていると伝えた。

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胡錦濤氏が国家主席として行う最後の政治報告では、前回の党大会から5年間の政策や、10年間におよんだ胡錦濤・温家宝(ウェン・ジアバオ)体制の総括が含まれる。しかし、最も重要なのは中国共産党の政治路線や政策方針に対する意見と調整の部分だ。慣例に従えば、今年7月23日に胡錦濤主席が行った重要講話が政治報告の基礎となるのだが、この胡氏の重要講話については批判も多かったため、今回大幅な修正が加えられると考えられている。胡氏の主張した「新思想、新観点、新命題」や「揺るぎない3つ、決めるべき3つ、加えるべき3つ」の他に、最も敏感な政治体制改革についての言及があるかが最大の懸念だ。

共産党規約の改正については、本来何の問題もない議題であった。だが、党大会前に発生した重慶市トップの薄熙来(ボー・シーライ)氏の事件や、社会や党内での左派と右派の争いなどの状況から、党規約の改正は政治闘争に利用される可能性が高い。さらに党規約のなかで、毛沢東思想はどのように扱われているのか、「マルクス主義中国化の最新成果」という文言の記載はあるのか、党内民主は存在するのか、など注目すべき点も多い。

政治報告の内容や党規約の改正に関心が集まる原因は3つ。1つは薄熙来事件が引き起こした左派と右派との争い。さらには、現指導者と元老たちとの政治倫理と政治利益をめぐる争い、そして派閥と特殊利益集団との争いである。新体制の下で中央政治局常務委員に誰が選ばれるのか、誰が極左保守か、誰が改革開放の代表なのかは、党大会後の中国共産党第18回中央委員会第1次全体会議での最終発表で明らかになる。(翻訳・編集/本郷)

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