環境デモに市政府が屈服、パラキシレン・プロジェクトの完全撤回を約束―浙江省寧波市

Record China    2012年10月30日(火) 16時44分

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29日、市民の反対を受け、浙江省寧波市政府が化学工場建設を中止したことが分かった。写真は鎮海区の石油精製施設。

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2012年10月29日、マレーシア華字紙・光華日報によると、浙江省寧波市政府が市民の反対により化学工場建設を中止した。

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浙江省寧波市鎮海区の環境デモが注目を集めている。近年、中国では環境問題への注目が高まり、環境負荷の高いプロジェクトの撤回を求めて住民が抗議運動を起こすケースが増えている。寧波市でも石油精製施設拡張への反対運動が起きていた。最終的に数千人が集まり、市政府はデモに屈服した。

デモの経緯は次のとおり。10月上旬には工場予定地の住民が計画撤回を求めて陳情していたが、政府は取り合わなかった。22日から集団陳情という形で抗議運動が広がり、やがて街頭でのデモという形に拡大していく。一時は地元警察が催涙弾を発砲、負傷者を出す騒ぎも起きている。

28日には寧波日報が「デモは市の経済発展のチャンスを破壊する」との社説を掲載したが、翌日、デモはさらに規模を拡大した。デモ隊は寧波日報社前を通行する際、中指を建てて抗議の意志を表明している。

29日に寧波市政府はパラキシレン製造プロジェクトについて建設計画を永久に中止すると公表した。パラキシレンは石油精製の過程で製造される中間原料。福建省アモイ市や遼寧省大連市でもパラキシレン製造施設反対の抗議運動が起きた経緯があり、中国では「有毒物質」としての認知度が高い。(翻訳・編集/KT)

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