国別男女平等度で中国69位、「男だって損している」「性差の尊重こそが重要」の声―中国版ツイッター

Record China    2012年10月24日(水) 17時43分

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24日、世界経済フォーラムが世界の国別男女平等度ランキングを発表した。調査対象の135カ国中、アイスランドが4年連続で首位につき、日本は101位、中国は69位という結果だった。写真は男女平等を訴える中国の街頭広告。

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2012年10月24日、ダボス会議を主催する世界経済フォーラムが世界の国別男女平等度ランキングを発表した。調査対象の135カ国中、アイスランドが4年連続で首位につき、日本は主要8カ国(G8)中最下位の101位、中国は69位という結果だった。

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アイスランドに続くトップ3はフィンランドノルウェーで、北欧諸国がつけた。その他主要国家ではドイツ13位、英国18位、米国22位など。アジア・オセアニア諸国でトップだったのは6位のニュージーランド。

調査項目となるのは雇用機会と賃金、学歴、健康・長寿、政治参加の4分野で、それぞれ性別による格差を調べ、総合点でランク付けをする。日本は賃金水準と政治参加で女性の後れが目立った。

共産主義のもとで男女平等が推し進められてきた中国だが、69位という低ランクをつけられた点に対して、報道では「日本は101位だった」とことさら強調しているようだ。“中国版ツイッター”と呼ばれる簡易投稿サイトでも一般の意見を探ってみた。すると、男女平等という概念自体があいまいで、女性がことさらそれを求めているようには見えないことがわかった。

「近年の中国はだいたい65〜70位にランクされているけれど、1992年以前には50位以上に入ることもあった。だからといって、当時の女性が今よりも性差別を受けていなかったかというと、それは違う。今回、16位に入っている南アフリカは性暴力犯罪の発生件数が高い国だと聞くし、女性の権利とは微妙な概念だと思う」

「日本にはなぜ、あんなにかわいらしいものばかりがあふれているんだろうと考えると、やはり女性が経済と消費を握っているからだと思うんだ」

「真の男女平等が実現したら、人類が滅亡するよ?」

また、以下のような意見は日本人の実感にも近いものではないだろうか?

■実際の中国は男女平等ではない

「われわれの社会では長年にわたって男女平等を謳っているが、実際の性別格差は広がる一方だと思う。知性に欠け、法制度も不健全なこの国で、誇り高い女性は生きづらさを感じている。孤高に生きるしかないのよね」

「男女平等を進めようなんて騒いでいるのは結局、男性ばかりじゃない?別に男女平等であってほしいとも思わない」

「子どもの姓は父親の姓になるって、男女平等ではないよね?(※中国では夫婦別姓)」

「カップルがケンカしていて、男性が勝ったのを見たことがないんだけど」

■男性はやはり家庭的な女性が好き

「最近、潮州出身の女性の同僚ができたんだけど、わたしと彼女の違いをまざまざと見せつけられたわ。彼女は家庭的で男性に尽くすし、そこらの女性なんかじゃとてもかなわないの。多くの男性が潮州の女性を奥さんに欲しいと言う理由がよくわかったわ。質素で家事もよくやるし、おだやかでやさしくて。」(※潮州市:広東省にあり、男尊女卑の伝統で知られる)

■男だって損している

「自分の権利を主張するときだけ男女平等を訴える女性っているよな。そして自分が劣勢になると、急に弱者の立場をとるんだ。いずれにしろ、得をするためなら立場を使い分けるんだ」

「1.女性が男装するとカッコイイと言われるのに、男性が女装すると変態と言われる、2.女性の不機嫌カワイイと言われることがあるが、男性の不機嫌は嫌われるだけである、3.女性の涙はか弱さの表れだが、男性の涙は女々しさの表れと言われる、4.女性が男性に養われるのは当たり前と思われているが、男性が女性に養われればヒモとののしられる、5.女性が男性を叩くのは甘えの表現と思われることがあるが、男性が女性を叩けばろくでなしと思われるだけである」

■それぞれの性差を尊重することが男女平等

「女性が男性ばりに体力仕事をこなしたりして、『男に負けない』などと無理するのは男女平等ではないと思う。平等というのはそうではなくて、互いに尊重しあうことだよね」

「真の男女平等を実現するには、女性は男性に張り合うのではなく、女性ならではの能力を最大限に発揮することだと思う」 (翻訳・編集/愛玉)

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