中国人の態度が見る間に変わっていく…在中米国人、自国の国力低下を実感―米メディア

Record China    2012年9月28日(金) 20時20分

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25日、米公共ラジオ局NPRは「中国在住の米国人は経済事情の変化から、以前ほど現地でもてはやされなくなりつつあることを実感している」と報じた。写真は上海の金融街・陸家嘴。

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2012年9月25日、米公共ラジオ局NPRは「中国在住の米国人は経済事情の変化から、以前ほど現地でもてはやされなくなりつつあることを実感している」と報じた。その一方で、中国の国際的地位と経済力は上昇を続けている。環球時報の27日付の報道。

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ある米国人企業家が2005年、初訪中で上海の取引先を訪れた際、まるで西方から来た聖人のごとく丁重に扱われた。豪奢な接待や贈り物の数々にまみれ、肝心のビジネスの話などそっちのけといったありさまだった。しかし、2011年に会議のため再び上海を訪れると、取引先の社長はベンツで登場。接待の食事の席では、民間企業を中心に据えた米国の資本主義モデルを手きびしく批評するとともに、中国の社会主義市場経済の素晴らしさを語り続けたという。それはまるで「自分の言い分こそがすべて。君との取引はしなくても構わないよ」とでも言いたげな態度だった。

また、別のあるビジネスマンも「10年前の中国では王様待遇だった」とする。当時は中国政府がさまざまな外国企業を呼び込むため、税制面の優遇措置や招致奨励策などの政策をとっていた。その目的は海外からの資金と技術を導入するため。当時は外国人の在留許可も1年単位で更新できたが、現在では3カ月の延長しか許可されなくなった。現在も外国人がもたらす技術は重宝がられているものの、以前ほど切実なニーズではなくなっている。

1987年から中国在住の米国人作家も、中国の友人たちの生活がみるみる変わっていくのを目にしている。すごいことだと感じる一方で、中国の外国に対する態度も見る間に変化していくのを感じているという。「在住外国人を取り巻く環境は変わっていくが、それでもここが世界で最も働きがいのある場所であることは変わりない」と話している。(翻訳・編集/岡田)

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