<時の人>蔡衍明氏―尖閣諸島への台湾抗議船団を支援した実業家

Record China    2012年9月26日(水) 15時51分

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25日、沖縄県・尖閣諸島の日本領海に台湾の抗議船団が侵入した。船団は当初、地元の宜蘭県政府に燃料費補助を要請したが、逆にその延期を求められた。その後、台湾の実業家・蔡衍明が巨額を寄付し、出航を支援した。写真は蔡氏。

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2012年9月25日、沖縄県・尖閣諸島の日本領海に台湾の抗議船団が侵入した。船団は当初、地元の宜蘭県政府に燃料費補助を要請したが、逆にその延期を求められた。その後、台湾の実業家・蔡衍明(ツァイ・イエンミン)が巨額を寄付し、出航を支援した。親中実業家と伝えられている蔡氏だが、一体どんな人物なのだろうか。

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蔡氏は1957年台北市に生まれた。経済的に恵まれた家庭の末っ子に生まれた蔡氏は父親から溺愛され、勉強嫌いだったという。1987年4月に父親から事業を継ぎ、食品・飲料大手の旺旺グループ主席に就任。旺旺グループ(WANT WANT)CEOの他、台湾・中国語日刊新聞「中国時報」の代表や台湾・衛星テレビ放送局「中天電視」の最大株主としての顔も持つ。食品・飲料事業にでは35年以上の業界経験を持ち、中国本土でも手広く展開している。

今年6月25日には米誌・フォーブス(中国語版)が発表した、「中国で最も優秀な最高経営責任者(CEO)」ランキングのトップ30にも選ばれている。優秀な経営者と認められている蔡氏は、子供の教育についても独自の持論があり、「学校教育を受けるよりも早めに社会に出た方がより多くの事を学べる」と語っている。前述した台湾抗議船団への支援だが、蔡氏は船団に対し500万台湾ドル(約1350万円)寄付したと伝えられている。(翻訳・編集/内山

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