2012年9月5日、世界的なアクション・スター、ジャッキー・チェン（成龍）の異母兄を名乗る男性2人がこのほど、中国のテレビ番組に出演し、ジャッキーに向けて「生きている間に一目でいいから会いたい」と訴えた。台湾の中国時報が伝えた。

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今年58歳になるジャッキーの、家系図上の名前は房仕龍（ファン・シーロン）。彼の異母兄を名乗り、中国・江蘇衛星テレビのバラエティー番組「非常了得」に房一族の家系図を持って現れたのは、房仕徳（ファン・シーダー）さんと房仕勝（ファン・シーション）さんの兄弟だ。彼らの父・房道龍（ファン・ダオロン）さんは2人を中国本土に残して香港に渡り、ジャッキーの母親となる女性と結婚した。道龍さんはその後オーストラリアに移住。2008年に現地で亡くなったが、仕徳さん兄弟はジャッキーと連絡が取れずにいたため、父親の葬儀に参列することができなかったという。

「兄弟3人そろうことが父親の願いだった」と仕徳さんは話す。「もう20年以上もジャッキーと連絡をとっていない。電話もないし、会う機会もなかった」と嘆く一方で、「忙しいのはわかっている。私たちはちゃんと生活しているので、彼から何かしてもらおうなんて思っていない。私はもう70歳をとっくに超えており、生きているうちに弟に一目会いたいだけなんだ」と訴えた。

ジャッキーの息子のジェイシー・チャン（房祖名）は現在中国で映画「一座城池」の撮影中。ジャッキーの異母兄2人については、マネージャーを通して「この方たちのことは知らないし、会ったこともない」とコメントしている。（翻訳・編集/本郷）