2012年8月23日、「一人っ子政策」を取る中国で後継ぎとなる男の子を産みたがる妊婦が後を絶たない。法律では胎児の性別鑑定は禁じられているものの、今や不自然な男女比による「男余り」が深刻だ。そんな中、最近では香港でこっそり胎児の性別を調べる妊婦が急増している。網易新聞が伝えた。

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増え続ける中国本土妊婦による「越境出産」の受け入れ停止を決定し、ようやく一息ついたばかりの香港だが、今度は本土では禁じられている「胎児の性別鑑定」を受けるため、再び本土妊婦が押し寄せるようになっている。

「性別鑑定」で検索すると、深センの仲介業者がざっと数十社はヒットする。方法はいたって簡単。胎児が満7〜8週になるのを待って、母親の腕から採血。それを香港の個人病院で検査してもらうだけ。2〜3日で結果が分かるという。香港まで行けない場合は。深センで採血することも可能だ。後で業者がこっそり香港に持ち込んでくれる。

業者は鑑定の精度を確かめるため、顧客には結果が「当たり」だったかどうかの確認もしている。だが、「鑑定結果が男の子だった顧客のみです。女の子だった顧客には連絡しません。恐らく、堕胎してしまっているからです」と話す。この調子では「男余り」のせいで結婚できない本土男性がますます増えそうだ。（翻訳・編集/NN）