中国の喫煙者3億人、たばこによる年間死亡者数は100万人以上―英医学誌

Record China    2012年8月24日(金) 6時19分

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22日、中国では最近施行された公共の場での喫煙規制にもかかわらず、依然として3億人以上の喫煙者がいることがわかった。写真は江蘇省南通市のマンションで開かれた禁煙講座。

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2012年8月22日、米ラジオ局ボイス・オブ・アメリカによると、英医学雑誌ランセットが最近発表した世界の喫煙率に関する報告書のなかで、中国は新たに公共の場所での喫煙規制を設けたにもかかわらず、依然として3億人以上の喫煙者がおり、人口の28%がたばこ製品を使用しているとした。国際在線が伝えた。

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中国は最近、レストランやバーなど、公共の場所での屋内における喫煙を規制する措置を取った。しかし、北京で働くアンジェラ・メリアムさんが言うには、新しい喫煙規制は徹底されていないという。また、たばこの消費と生産システムが変わらなければこの問題を解決するのは難しいと言う人もいる。

オーストラリア・モナッシュ大学の中国アナリスト、ブルース・ジェイコブ氏は国営たばこ企業が健康提唱団体を隅に追いやっているのも問題の一端だとみている。

英医学雑誌ランセットで当報告書をまとめた主要執筆者ゲイリー・ジオビノ博士は、中国国営たばこ企業は学校内にさえ広告を出しており、この生死にかかわる悪習慣を奨励しているとした。国営たばこ企業は政府の重要な収入源だ。

また、当報告書をまとめた別の研究員によると、たばこの販売を推進するロビー団体は世界各地のたばこの消費に大きな影響を及ぼしている。世界保健機関(WHO)によれば、全世界で毎年600万人がたばこに関係する病気で死亡しており、そのうち少なくとも100万人が中国で死亡している。(翻訳・編集/YM)

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