<調査>6割が「最近の若者は見栄っ張り」、4割が「よくない風潮」―中国

Record China    2012年8月20日(月) 9時2分

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16日、中国青年報社会調査センターが実施した調査によると、最近の中国本土の若者の「見栄っ張り」な風潮について、4割以上が「よくない風潮」だと不快感を示している。写真は1カ月間ランチに火鍋を食べ続ける活動をしている重慶の若者たち。

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2012年8月16日、中国青年報社会調査センターが実施した調査によると、最近の中国本土の若者の「見栄っ張り」な風潮について、4割以上が「よくない風潮」だと不快感を示している。台湾のNOWnewsが伝えた。

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同センターが調査サイト「題客網」と「民意中国網」を通じて行った調査によると、「最近の若者は見栄っ張りだ」と感じている人は62.9%。うち40.6%が「よくない風潮」だと不快感を示した。調査対象は1万208人。「70後」(1970年代生まれ)が34.8%、「80後」(1980年代生まれ)が38.8%を占めた。

若者はどんなことで見栄を張りたがっているか?との質問では、65.4%が「コネ・人脈」、64.7%が「収入」、62.1%が「羽振りの良さ」と回答。これに「家庭環境」(54.2%)、「自分の経歴」(44.5%)、「恋人や配偶者」(30.9%)、「頭の良さ」(26.0%)が続いた。

では、なぜそこまで見栄を張りたがるのか?これに対しては、66.9%が「社会全体の浮ついた風潮」、59.6%が「自信とメンツが高まるため」、51.0%が「他人に一目置かれるため」と回答。このほか、「ストレス発散。社会全体がストレスを感じやすくなっている」が45.0%、「他人も見栄を張るから」が28.2%、「現代の若者に限らず、いつの時代も若者は見栄を張りたがる」が19.5%を占めた。

こうした結果について、北京中暉月心理コンサルティングセンターの李建中(リー・ジエンジョン)主任は「見栄を張ることで手っ取り早く他人の関心を引き、認めてもらえると思っている」と分析。また、黒竜江応用心理学会の李洪東(リー・ホンドン)常務理事は「金とコネがあれば成功者だとみなされる風潮になっている。実際の自分とのギャップを埋めるために見栄を張るのではないか」と指摘している。(翻訳・編集/NN)

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