<ロンドン五輪>ハードル110mの劉翔が棄権、祖国での反応はさまざま―中国メディア

Record China    2012年8月8日(水) 11時20分

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7日、ロンドン五輪陸上男子110m障害で予選が行われた。アテネ五輪に続く金メダルが期待されていた中国の劉翔(リウ・シアン)は第6組で出場したものの、最初のハードルで転倒し、途中棄権する結果に終わった。祖国での反応は二つに割れている。

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2012年8月7日、ロンドン五輪陸上男子110m障害で予選が行われた。アテネ五輪に続く金メダルが期待されていた中国の劉翔は第6組で出場したものの、最初のハードルで転倒し、途中棄権する結果に終わった。ヤフー中国・スポーツ版の報道。

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劉翔にとって3度目、そしておそらく最後の五輪挑戦はあっけなく終わった。2004年のアテネ五輪で手にした栄冠、続く2008年の北京五輪では右アキレス腱負傷のため予選棄権と、大きな浮き沈みを乗り越えてきた。今大会では前回の雪辱を晴らすべく臨んだが、信じられないことに同じく予選棄権という悪夢を再び演じることとなった。

思いもかけないスターアスリートの敗退について、ポータルサイト大手・ヤフー中国は、「劉翔の敗退をどう思いますか?」とのアンケートを実施。結果、「これからも応援しつづけたい」と回答したのが4911票、「彼には失望した」と回答したのが4813票で、ほぼ半々に割れた。

また、劉翔が競技終了後、トラックに戻って再びゴールを目指そうとした行為については、16%が「五輪精神を見せてくれた」、11%が「それよりも負傷した足を気づかうべき」、50%「あれはパフォーマンスではないか」、22%が「何とも言えない」と回答した。

北京五輪で予選直前に棄権した時と比べると、国民やメディアの反応は批判一辺倒ということでもないようだ。彼の事情を理解し、いたわる声と批判の声は混在している。あるいは、二度目の悲劇を目にして「アスリートとしての彼は終わった」と悟った向きもあろう。

ただし、多くの視聴者と国民は、今回の棄権の真相を知りたいと願っている。この試合を実況中継していた中国国営TV局・中央電視台(CCTV)の解説員が、「劉翔は今日、自分がゴールまでたどり着けないことを知っていた」と涙声で語ったことも意味深である。また、本番直前にコーチの孫海平(スン・ハイピン)氏がしきりに「古傷が悪化している」と強調していた点についても触れ、関係者はすでに劉翔が戦えないことを知っていたのでは?との疑惑を記事では呈している。(翻訳・編集/愛玉)

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