韓国の人気テーマパーク、熱中症で倒れた職員への対応に非難続出

Record China    2018年8月16日(木) 13時10分

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13日、韓国・MBCは、韓国の人気テーマパーク・ロッテワールドについて「熱中症で倒れたアルバイト社員への対応が物議を醸している」と報じた。写真はロッテワールド。

2018年8月13日、韓国・MBCは、韓国の人気テーマパーク・ロッテワールドについて「熱中症で倒れたアルバイト社員への対応が物議を醸している」と報じた。

記事によると、アルバイト社員の男性は猛暑の中、着ぐるみを着て公演していたところ、熱中症で倒れた。男性は意識がもうろうとしており、けいれんの症状もみせていたという。しかし、会社側は直ちに救急車を呼ばなかった。周辺の職員らに口止めをし、男性の容体が悪化した1時間後に病院に運んだという。

韓国政府のガイドラインは、猛暑の際は1時間の作業中15分ほど休憩するよう定めているというが、社員らは「休憩時間が十分に確保されていなかった」と主張しているという。これに対し、会社側は「医務室に常駐する看護師が必要な措置を取っていた。最初に倒れた時に他の業務を勧めたが、本人が希望したため公演に参加させた」と釈明。休憩時間についても「十分な休憩時間を提供した」と反論しているという。

これを受け、韓国のネット上では「以前にもアトラクションの事故で救急車を呼ばずにバイトが死亡したよね?良心のかけらもない」「ロッテワールドは事故のたびに隠そうとする悪い習慣がある」「事故が起きたら収拾するより先に隠すことを考える理由は何?」など、ロッテワールドの対応を非難する声が続出している。

かつて勤務していたというユーザーからは「キャストになる前に1~3日間研修を受けるけど『緊急時には絶対に119番しないこと』と言われる。理由は、大きな施設に救急車や消防車が来たら大騒ぎになるから。ただし119番の代わりに専用の医療担当部署に連絡するよう言われるけど、そもそもそれ自体間違っていると思う。だって事件を隠そうとするのは、担当部署のマネジャーが責任を取りたくないという理由から」とのコメントも寄せられている。(翻訳・編集/松村)

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