海外養子縁組の中国人、多くがルーツに強いこだわり―米メディア

Record China    2012年7月24日(火) 8時48分

拡大

19日、数万人もの中国人の子どもが海外に引き取られているが、その多くが自身のルーツに強いこだわりを持っているという。写真は米国人の両親とともに山西省太原市を訪れた中国出身の女性。

(1 / 8 枚)

2012年7月18日、米CNNウェブサイトによると、1992年に中国政府が国際養子縁組を批准して以来、数万人に上る中国人の子どもが外国人家庭に引き取られているが、その多くが自身のルーツに強いこだわりを持っているという。19日付で環球時報が伝えた。

その他の写真

中国は人口の大幅な増加を抑制するため、1979年から一人っ子政策を実施。その結果、血筋を絶やさないため女の子よりも男の子を欲しがる夫婦が増加し、中絶を選択するケースばかりか子どもを捨てるケースも増えた。そのため世界的にも中国は最も養子縁組が広く行われている国の1つとなっている。

幼い頃に米国の一般家庭に引き取られた18歳の中国出身の女性は、子どもの頃から「周囲とは違う」ということを感じながら成長してきた。他の子どもたちがボール遊びをしても自身は中国語や中国文化を知ろうとし、肌や髪の色の違いや周囲の自分への印象から「自分はアジアの代表とみなされている」と感じていたという。

アジアの持つイメージを押しつけられることに悩んだこともあったが、その後中国に留学する経験も得て、中国人と米国人という2つの顔を持つことにプライドを感じるようになり、「中国で生活しようと、米国で生活しようと、それらは永遠に自分の一部だ」と感じるようになったと話している。(翻訳・編集/岡田)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携