乱獲、水質汚染で遠海での漁へ、漁獲量が少ないときは最高時の10分の1―中国メディア

Record China    2012年7月20日(金) 11時2分

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16日、中国の漁船は中国遠海に位置する南沙諸島(スプラトリー諸島)の永暑礁付近で、漁を行った。南沙諸島で漁をする漁師たちは夜に複数の漁船が協力し、1回4、5時間の作業を翌日の明け方まで続けるという。

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2012年7月16日、中国の漁船は中国遠海に位置する南沙諸島(スプラトリー諸島)の永暑礁付近で、漁を行った。新華社通信が伝えた。

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南沙諸島で漁をする漁師たちは夜に複数の漁船が協力し、1回4、5時間の作業を翌日の明け方まで続けるという。漁獲量は多いときで3500〜4000kgほどに上るが、天候に左右されやすいために、少ないときは200〜300kgほどしか取れないという。

しかし取材に協力した漁師は少ない捕獲量にも落胆せず、「ここがダメなら、場所や時間を変えれば魚は取れるはずだ」と意気込みを語っていた。

近年中国では網目が細かい「絶戸網」と呼ばれる漁網が使用されるなど、乱獲が横行し、水質汚染の深刻化と相まって、近海の漁獲量は激減し、漁民の生活に大きな影響を与えている。2011年に中国国家海洋局が発表した報告では、海洋生態系について18の観察区域のうち14区域が「健康とはいえない」や「不健康」との評価が下され、さらに深刻な汚染海域も拡大していると明らかにされた。このように近海では漁獲量が期待できないために、遠海まで出て漁をする人が増えている。(翻訳・編集/内山

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