天津からボランティア遠征の大学生、方言選択の失敗でせっかくの善意も空回り―重慶市

Record China    2012年7月17日(火) 10時14分

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12日、老人のみなさんに楽しい時間を、と天津市からはるばる重慶市の老人ホームを訪問した中国民航大学の学生たち。現地の事情を理解せず、思いもよらぬ大失敗を犯してしまった。

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2012年7月14日、中国中央電視台(CCTV)によると、老人のみなさんに楽しい時間を、と老人ホームを訪問した中国民航大学の学生たちだったが、思いもよらぬ大失敗を犯してしまった。

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中国民航大学は天津市の大学。夏休みを利用して、同校の学生24人がボランティア活動のために重慶市を訪れた。12日の活動は老人ホームの慰問。老人は標準語が分からないだろうと成都市出身の女子学生を司会者に据えたが、これが失敗のはじまりだった。

1997年に直轄市になるまで重慶市は四川省の一部だった。四川省の省都・成都市の方言で話せば分かってくれると考えたのだが、老人たちにとって成都市は立派な「外地」。成都方言なんか分からないと興味をなくしたようだった。

学生たちは革命歌をうたったり毛沢東の詩を朗読したりと必死で挽回をはかるも全然ダメ。それどころか「大声の歌で頭が痛くなった」と途中退席する人が続出する事態に。ボランティアを率いてきた王さんは「老人の心をよく理解していませんでした」と肩を落としていた。(翻訳・編集/KT)

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