2012年7月5日、中国国営の新華社通信は、中国から上野動物園に貸し出しているジャイアントパンダの雌「仙女（日本名：シンシン）」（6歳）が同日午後、赤ちゃんを1頭出産したと報じた。

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上野動物園での自然交配による赤ちゃんパンダの誕生は、これが初めて。記事は、同園職員の話を引用し、「シンシンは4日から陣痛が始まり、5日午後0時27分に出産した」と報じた。今のところ、性別は不明。

同園は先月26日に「シンシンに妊娠の兆候がある」と発表し、高い注目を集めていた。シンシンは今年3月、雄の「比力（日本名：リーリー）」（6歳）とともに発情期に突入。職員たちがあの手この手を使って、2頭を交尾させることに成功した。

シンシンとリーリーは今年2月21日、中国四川省の臥龍パンダ保護研究センターから上野動物園に到着した。中国野生動物保護協会と東京都は、同協会が都に10年間貸し出すことで合意している。（翻訳・編集/NN）