2012年7月4日、BBC中国語サイトは、90後（1990年代生まれ）の高校生が四川省徳陽市什●（しほう、●は「方」におおざと）市のモリブデン銅精錬工場建設反対運動で力を示したと報じた。

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3日、什●市政府公式サイトは工場建設計画の撤回を発表した。警察は一部抗議デモ参加者を拘束していたが、すべて釈放されたと伝えられている。総投資額100億元（約1250億円）という巨大プロジェクトを撤回させた住民の勝利に、多くの中国ネットユーザーが称賛を送っている。

今回の運動で注目されているのが90後の参加だ。現地を取材した作家の李承鵬（リー・チョンポン）さんによると、複数の現地市民が2日のデモに90後の高校生が参加したと話している。横断幕を持った高校生デモ隊は警察と衝突、一部が逮捕された。

人気作家の韓寒（ハン・ハン）さんはブログに「すでにやってきた主人公」とのエントリーを発表。90後の活躍を絶賛した。四川大地震の後、募金活動やボランティア活動で「わがままな一人っ子」の印象を変えた80後に続き、今回の事件が90後のイメージを変えたと評している。（翻訳・編集/KT）