エネルギー資源獲得にまい進、南シナ海の海底資源開発を強行―中国

Record China    2012年6月24日(日) 7時4分

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20日、ロイターは南シナ海に設置された中国の深海探査プラットホームについて取り上げた。原油消費量の過半数を輸入に頼る中国は領有権問題が過熱する南シナ海の海底資源開発を強行しようとしているという。写真は12日、海洋石油981。

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2012年6月20日、ロイターは南シナ海に設置された中国の深海探査プラットフォームについて取り上げた。21日、環球網が伝えた。

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先日、中国海洋石油の深海探査プラットホーム・海洋石油981が南シナ海に設置された。10億ドル(約803億円)近い費用を投じて造られたこのプラットホームは現在では南シナ海北部に設置されているが、今後はベトナムやフィリピンとの領有権問題が過熱する南シナ海中心部、南部に移動するものとみられている。

中国海洋石油はこのプラットホームを「移動する国土」と表現したこともあったが、その言葉が示すとおり、単なる一企業の行動ではなく中国政府が強く支持している。今や中国は原油消費量の過半数を輸入に頼っている。近海の石油産出量が減少傾向にあるなか、豊富な海底資源を有している南シナ海の開発を熱望しているという。

南シナ海については他国との領有権争いが注目を集めているが、もう一つのポイントは実際にどのような資源があるかだという。深海で発見された資源が石油ではなく、天然ガスだった場合には、コスト的に開発には適さない可能性が高い。(翻訳・編集/KT)

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