米国の対中抑止外交は完全に失敗、中国の反感を買っただけ―香港紙

Record China    2012年6月20日(水) 13時8分

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19日、米国の太平洋地域における外交は完全に失敗しており、中国との安全保障や改革に関する対話においても全く効果を上げていないと、香港紙が指摘した。写真は米ホワイトハウス。

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2012年6月19日、香港の亜洲時報は、ここ数カ月、米国が中心となった軍事演習や軍事協定、米軍の太平洋地域での常駐などが次々に報じられているが、多くの報道が漁業資源や民族のプライドといった面にばかり注目しているものの、本当の問題は米国の外交政策の失敗にあると報じた。中国紙・環球時報が伝えた。

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米国は中国が政治改革を行い米国のようになることを望んでいるものの、その一方で経済的にも軍事的にも米国と同様の成功を収めることは望まないという一種の“分裂症”とも言える状態にあると、記事は指摘する。その原因は中国では民主改革が行われていない、少なくとも経済成長に政治改革が追いついていないこと、中国が軍事的にも経済的に競争相手として台頭してきたことなどが挙げられるという。

経済成長に伴い、政治面での改革も進むと思い込んでいる米国だが、中国周辺の海域で対中抑止を実施し侵略同然とみなされたりするなど、その外交は完全に失敗しているようにみえる。そのため、中国との安全保障や改革に関する対話においても全く効果を上げていないと、記事は指摘している。(翻訳・編集/岡田)

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